2008年8月8日金曜日

シリコンバレー JTPA ギークサロンで発表します

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JTPA ギークサロン

「洛西一周氏と新しいインターフェイスの発想について語る」

8月8日金曜日午後7時
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インターフェイスとは人間とシステムをつなぐ部分のこと。開発現場においてはコンセプトとプログラミングとデザインの中間にあるもの。中途半端な存在だが最近成功している企業はインターフェイスが競争優位になっていることも多い。過去のプロダクトの事例を持ち出しながら、発想と設計において意識していること、成功例、失敗例、インターフェイス設計に役立つ工夫などについて話します。

洛西の開発手法:
インターフェイス屋さん、つまり発想屋さんになる
デザインから考える
人の話から考える
自分の苦い/うれしい体験から考える
他のサービスやシステムから考える

洛西プロダクトのメインコンセプト:
何かを作る/入力する障壁をとにかく減らす
きれいなものを作るコンピュータから書き散らすためのコンピュータへ
Notaが目指すのは、Web上のカジュアルなコラボレーション

現場で役立つインターフェイス設計の工夫あれこれ:
いわゆるプログラミングの教科書の逆を行くインタフェース設計論
・エラーをまるめる
・最初の負担を減らす
・操作完了前インタラクション
・コンマ一秒でこれだけ差が出る
・非合理的なレイアウトを活用する
・驚き最大の法則
・音を効果的に使う
・プラットフォーム(またはインターフェスガイドライン)に逆らう

スピーカー: 洛西一周 (らくさいいっしゅう)
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100万人以上の利用者を持つソフトウェア「紙copi」や「NOTA」の開発者。
インターフェイスデザイナー。「人間味ある」ソフトウェアづくりを模索している。
2007年米国にて起業。Nota Inc代表。その他、数々のヒットを飛ばすジョークウェアの作者としても売り出し中。
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日時:8月8日金曜日午後7時

場所: Wilson Sonsini Goodrich & Rosati
950 Page Mill Road, Terrace 2C
(メインエントランスがあるビルの280側の隣、レンガの建物の2階です。)
Palo Alto, California 94304-1050

進行:
19:00 開場、ネットワーキング
19:30-20:30 講義
20:30 Q&A、懇親会

食事:軽食が提供されます。

参加費用:賛助会員 10ドル、一般 15ドル

賛助会員につきましては、当日45ドルの寄付金を持参してご登録いただければ、その日のセミナーから10ドルになります。賛助会員についての詳しい情報は、こちらのリンクをご覧ください。http://www.jtpa.org/about/donation/

応募方法: Facebookの以下のURLよりイベント参加を申し込んでください。その際Wallに「洛西氏に聞いてみたいこと、話したいこと」を1-2行簡単に記載ください。http://www.facebook.com/event.php?eid=20908483843

Beta版
会場に来られない方のために、講義の様子をUstreamでライブキャストします。ご興味のある方は当日以下のURLからご覧ください。
http://www.ustream.tv/channel/jtpa-geek-salon
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皆様のご意見・ご感想はこちらのJTPA公式フォーラムまで:
http://www.lingr.com/room/jtpa

JTPA ホームページ:
http://www.jtpa.org
(過去サロンの録画の一部をご覧になることができます。)

2008年8月6日水曜日

紙copi Net Project

紙copiがインターネットを通して,Mac,iPhone,携帯からも使える紙copi Netプロジェクトを始めました。
本日よりこちらでベータを版をお使いいただけます。
http://kamicopi.net/
また紙copi Netのブログを始めました。
http://blog.kamicopi.net/

紙copiが1999年(もう9年前!)に始めた自動保存と一行目がファイル名になるという発想は,その当時は他になく,また技術的にも「ハードディスクに頻繁にアクセスが発生する」「保存されているか分からず不安」という点で懐疑的な見方もありましたが,結果的には受け入れられました。

現在のWebを見てみると,本当にリアルタイムでコンテンツを保存していくというサービスはあまりないように思います。たとえばSNSやブログで日記を書いているときにブラウザのタブを閉じたりしてデータが消えちゃったというようなことはよくあります。紙copi Netは自動保存をウェブでも実現します。ウェブアプリ時代(Web2.0時代)の新たな標準を狙っていきたいです。